試合レポート
去る2005年9月14日に、東京不動産健康保険組合主催の第18回事業所対抗野球大会が開催されました。その大会で株式会社リョーワ・ウェルが、55チームの古豪・強豪ひしめく中、昨年優勝チームのケン・コーポレーションを破って見事準優勝に輝きました。
チームの要は敢闘賞を受賞したピッチャーの豊島投手とキャッチャーの川田選手。共に新卒で、小学校3年生から大学4年生まで野球を続けてきたという経歴の持ち主です。
「この2人が加入したことによって、今までピッチャー・キャッチャーをやっていた人間が内野にまわることができ、内野の強化に繋がった」と坂田監督。「いかにバッターを騙すか。バッターとの心理戦が面白い」という豊島投手のコメントを、「グラウンド全体を見渡せて全員の表情も見え、試合の流れも把握できるのがキャッチャーの醍醐味」と受ける川田選手。技術的にも精神的にも信頼し合っている様子が垣間見えます。
またチームのムードメーカーである小山選手の活躍も見逃せません。昨年優勝チームのケン・コーポレーションとの試合では、最終回で3点得点し、大逆転の勝利を収めました。その火付け役となったのが、自他共に認めるポイント・ゲッターである小山選手の2点タイムリーヒット。「リョーワ・ウェル野球部は創立4年目。ケン・コーポレーションは創部以来目標だったチームなので、やっと同じ土俵に上がれたという思いが込み上げた」と小山選手。試合の様子を感慨深げに振り返りました。
ギリギリまで負けていても、チーム全員で円陣を組み、気合を入れ直すなどして勝利を収めてきたリョーワ・ウェル野球部。他チームに比べてベンチの盛り上がり方も尋常ではありません。週に1度の休日しか練習できる日はありませんでしたが、「チーム全体の雰囲気が良く、気持ちの面での得点が大きい」というのがチーム全員の感想でした。
今回は惜しくも決勝戦でジャパン・グループに敗れ、優勝を逃してしまいましたが、逆にそれが引き金になり、次回大会での優勝に向けての結束がより高まりました。今は準優勝の楯が社内に飾られていますが、来年はそれが優勝旗に代わることを、酒井社長はじめ社員全員が期待しています。
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